【3月30日 AFP】イラク当局は、27日午後から30日午前5時(日本時間同日午前11時)までの予定でバグダッド(Baghdad)に出されていた外出禁止令を無期限に延長すると発表した。政府系テレビ局アルイラキーヤ(Al-Iraqiya)が伝えた。

 バグダッドでイラク軍と駐留米軍の合同部隊と、シーア派武装勢力との戦闘が激化しているため。特にバグダッド東部サドルシティー(Sadr City)での戦闘が中心となっている。

 25日にヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相がイラク南部の都市バスラ(Basra)でシーア派武装勢力の拠点への攻撃を命じて以来、各地で戦闘が起こっている。攻撃開始から5日間で、サドルシティーだけで少なくとも75人が死亡、約500人が負傷し、イラク全土では260人が死亡している。(c)AFP