【2月29日 MODE PRESS】スポーツ用品大手プーマ(Puma)が28日、クリエイティブ・ディレクターにフセイン・チャラヤン(Hussein Chalayan)を迎えると発表した。チャラヤンは09年秋のコレクションから、フットウェア、アパレル、アクセサリーのデザインを統括する。

 同時にプーマは、ロンドンを拠点にビジネスを展開している「フセイン・チャラヤン」に出資し、株式の過半数を取得する。プーマのヨッヘン・ザイツ(Jochen Zeitz)会長兼CEOは、「チャラヤンはプーマに新しい技術、先鋭的なデザイン、そして刺激をもたらしてくれるだろう。彼が加わることで、プーマはスポーツ・ライフスタイル・ブランドをリードする存在になる」と話している。

 「革新的なパートナーシップだ。僕はハイテク素材を服に落とし込もうと務めている。今回の提携で、僕の実験的なアイディアを2つのラインで実現できるんだよ」とチャラヤン。「ショーだけで終わらずに、リアルな商品として提供できることが嬉しい」とも付け加えた。

 プーマは現在、グッチ(GUCCI)などの有力ブランドを擁するフランスのラグジュアリーグループPPRPinault-Printemps-Redoute)の傘下。ルドルフ・ダスラー(Rudolf Dassler)コレクションや、ミハラヤスヒロ(Mihara Yasuhiro)、アレキサンダー・マックィーン(Alexander McQueen)とのコラボラインも展開している。

 チャラヤンによるデザインは、世界中のプーマブティックやテナントショップに2009年秋から並ぶ予定だ。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS