【2月25日 AFP】旧ポル・ポト(Pol Pot)政権時代の大量虐殺を裁くカンボジア特別法廷(Extraordinary Chambers in the Courts of CambodiaECCC)は25日、同法廷が身柄を拘束している同政権のイエン・サリ(Ieng Sary)元副首相(82)が体調悪化のため無期限で入院中であることを明らかにした。

 同法廷報道官がAFPに語ったところによると、イエン・サリ元副首相は前週、「健康診断を受けるため」に病院に収容された。医師による継続的な監視が必要な状態で、当面は入院を続ける見通しだが、命に別状はないという。

 イエン・サリ元首相の弁護士も入院を確認しているが、病名や退院、拘置施設に戻る時期などは不明だという。

 元副首相はポル・ポト政権下で外相も務めた旧ポルポト政権のナンバー3。(c)AFP