【1月8日 AFP】ゴールデングローブ賞(Golden Globe Awards)授賞式を主催するハリウッド外国人映画記者協会(Hollywood Foreign Press AssociationHFPA)と同授賞式を毎年生中継してきたNBCは7日、13日に予定されていた第65回ゴールデングローブ賞(The 65th Annual Golden Globe Awards)授賞式を中止すると発表した。11月から続いてきた全米脚本家組合(Writers Guild of AmericaWGA)のストライキが出した最大の犠牲となる。

 HFPAとNBCが出した声明によれば、授賞式の代わりに13日午後6時(現地時間)から1時間の記者会見を行い、受賞者を発表するという。

 HFPAのJorge Camara会長は、「授賞式を開催できないことにとても落胆している。また、世界中の人々が2007年に素晴らしい活躍を見せたスターたちを見る機会がなくなることも非常に残念だ」と語った。

 毎年、アカデミー賞の行方を占うものとして重要な役割を果たしてきた同賞だが、13日の授賞式に関する詳細は明らかにされていない。

 記者会見の前にはレッドカーペットも行われるという報道もあるが、エンターテインメント情報誌ハリウッド・リポーター(Hollywood Reporter)は「記者会見に出席しようという俳優が何人いるだろうか」と疑問を呈している。

 また、ある制作会社の広報担当は、「我が社の映画の出演者が受賞するとわかっていなければ、折りたたみイスに座り、別の誰かの名前が呼ばれるのを聞くためだけに記者会見に出席させたりはしない」と語った。

 ストライキのため、これまでにも多くの映画やテレビ番組が制作延期や放送中止に追い込まれてきたが、2月に行われる第80回アカデミー賞(80th Academy Awards)授賞式の開催にも影響が出るのではないかと危惧されている。(c)AFP