【1月8日 AFP】(一部訂正)11月から続いている全米脚本家組合(Writers Guild of AmericaWGA)のストライキに賛同した映画俳優協会(Screen Actors GuildSAG)が、第65回ゴールデングローブ賞(The 65th Annual Golden Globe Awards)授賞式への不参加を表明したため、13日に予定されていた同授賞式が大幅に規模を縮小して実施される見通しとなった。ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)紙が7日、報じた。

 同紙によれば、授賞式の代わりに、記者会見と規模を縮小したレッドカーペットが行われるという。

 同授賞式については、ストライキを行っている脚本家らが前週、会場周辺でもピケを張ると公言したため、開催が危ぶまれていた。4日、映画俳優協会は、ピケを破って授賞式に参加することはないと表明。そのため、毎年NBCが生中継してきた同授賞式の開催に疑問の声が上がった。

 ロサンゼルス・タイムズ紙は、同授賞式の主催者ハリウッド外国人映画記者協会(Hollywood Foreign Press AssociationHFPA)が、13日に非公式に受賞者らにトロフィーを授与することで合意したと報じている。受賞者は、その後、テレビ放送される記者会見で発表される予定だ。
 
 全米脚本家組合は、給与および印税の分配に関する全米映画テレビ制作者同盟(Alliance of Motion Picture and Television ProducersAMPTP)との交渉が合意に達しなかったため、11月5日からストライキを行っている。2か月にわたり続いているこのストライキで、数多くのテレビドラマや映画が放送中止または制作延期へと追い込まれている。(c)AFP