【12月25日 AFP】(一部更新)タイのタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)前首相は25日、23日投開票されたタイ下院選挙で同氏を支持する「国民の力党(People Power PartyPPP)」が勝利したことを受け香港(Hong Kong)で記者会見し、来年2月以降に帰国したい考えを示した。一方でタクシン氏は、政界復帰の意思はなく「一般市民」として帰国したいと語っている。

 タクシン前首相は下院選挙の結果については「民政復帰」を示すものとして歓迎する意向を表明。全政党に対して「国民和解」の動きを進めるよう呼びかけた。

 タクシン氏はタイ軍部による2006年9月のクーデター後、主に英国ロンドン(London)で亡命生活を送っている。(c)AFP