【12月11日 AFP】世界的に金融業界をリードするスイス金融大手UBSは10日、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連の評価を見直し、100億ドル(約1兆1164億円)の評価損を追加計上することを発表した。100億ドルの評価損は10-12月期に計上される見通しだという。また2007年通期決算では赤字に転落する可能性も示唆している。

 UBSはシンガポール政府投資公社(Government of Singapore Investment CorporationGIC)に110億スイスフラン(約1兆880億円)の転換社債を発行し、資本増強を図る。

 さらに、中東の投資家からも20億スイスフラン(約1兆9800億円)の追加出資を受ける予定だという。(c)AFP/William French