【12月11日 AFP】アイルランドの警察当局は7日、同国ダブリン(Dublin)国際空港で滑走路に向け移動中だったライアン航空(Ryanair)ブリュッセル(Brussels)行きの機内で、客室乗務員の指示を無視して席に着かなかった10代後半の少年2人を航空法違反などで逮捕した。うち1人は、機内後方で放尿したという。

 同社の広報担当者によると、2人は同機が地上走行を始めた際、離陸前には安全上の理由で着席が求められているにもかかわらず立ち上がった。2人は着席を拒み、うち1人が機内後方へ移動して放尿した。

 その後、客室乗務員が機長に連絡、同機は出発ゲートに戻り、空港警察に通報した。同社は2人を告発する方針。

 警察は2人を「航空管制運輸法」違反で拘束、同空港警察署に連行したが、後に釈放。現在、公訴局長官に提出する同事件の捜査資料を作成中という。(c)AFP