【12月9日 AFP】国連気候変動枠組み条約(UN Framework Conference on Climate ChangeUNFCCC)第13回締約国会議(COP13)が開催されているインドネシア・バリ(Bali)島での国際的なデモをはじめとして8日、世界各地で政府に気候変動への対策を求めるデモ活動が行われた。

 開催地のバリ島のほか、英国、オーストラリア、ベルギー、ドイツ、ギリシャ、スペイン、トルコでデモが行われた。

 バリ島では500人ほどの活動家が欧州、韓国やバングラデシュから集まった人々とともに横断幕などを手に行進した。ロンドン(London)では小雨の降るなか、主催者側に発表によると1万人、警察発表では2000人が米国大使館を目指して市内を行進した。ドイツでは主催者側によると1万人が、5分間電灯を消す催しに参加した。この催しはオーストリアとドイツ、スイスで一斉に行われた。

 トルコのイスタンブール(Istanbul)では、京都議定書(Kyoto protocol)への参加と原子力発電所の建設計画の見直しを求めるデモに1000人が集まった。ギリシャではアテネ(Athens)中心部に1000人が集まったほか、北部テッサロニキ(Salonika)など各都市でもデモが行われた。

 スペインのマドリード(Madrid)では50人と小規模だった。ロシアの(Moscow)では、Ria Novosti紙によると自転車で参加しようとした約10人が、デモが許可を受けていないことを理由に警察に参加を禁じられた。

 ベルギーのブリュッセル(Brussels)では、70の団体が作る組織が気候変動に抗議するデモを主催し、警察発表で3000人が集まった。(c)AFP