【10月22日 AFP】訪仏中のイスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相は22日、パリ(Paris)の大統領官邸でフランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領と会談し、イランの核開発問題や中東和平交渉について意見交換した。

 イランのウラン濃縮計画について両国は核兵器開発目的であるとの見解で一致しており、オルメルト首相は計画停止に向けてフランスの強い支持を獲得するとみられる。また、今年秋にも米国主催で開催予定の中東和平国際会議に向けての協議も行われるもよう。

 サルコジ大統領の就任以来、フランスの対イラン政策は硬化しており、サルコジ大統領はイランに対する新たな制裁導入も提案している。

 オルメルト首相は21日午後、フランソワ・フィヨン(Francois Fillon)首相やヨーロッパ最大のユダヤ人コミュニティーの指導者らと会談する。

 その後、英国のロンドン(London)に向かい、23日にはゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相や、訪英中のトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Reccep Tayyip Erdogan)首相と会談する。(c)AFP/Ron Bousso