【10月18日 AFP】タイ警察は18日、カンボジアなどで児童虐待を行った容疑で国際刑事警察機構(International Criminal Police OrganizationICPO)に国際指名手配されているクリストファー・ポール・ニール(Christopher Paul Neil)容疑者(32)が、タイ国内でも同様の性的犯罪を行っていた可能性があると明らかにした。同容疑者は、英語教師の職を求めてタイ国内で生活していたことがあるという。

 同警察によると、ニール容疑者の被害者とみられるタイ人の少年ら数人に対する事情聴取を行ったところ、18歳の少年が2年前にタイ国内でニール容疑者から性的虐待を受けたと証言。さらに、同容疑者から虐待を受けた少年はほかにもいると示唆しているという。

 同警察は、「ニール容疑者がタイ国内でも犯罪を犯していたことが事実なら、当然、証拠固めのために被害者からの証言を集める必要がある」として、引き続き少年らへの事情聴取を行うと述べた。また、週内にも同容疑者に対する逮捕状を取るとしている。(c)AFP/Thanaporn Promyamyai