【10月17日 AFP】アル・ゴア(Al Gore)米前副大統領のノーベル平和賞受賞決定をうけ、ゴア氏の2008年米大統領選出馬への期待が高まっている。

 ゴア氏の大統領選出馬への支持を集める民主党支持者による市民団体「ドラフト・ゴア(Draft Gore)」によると、今年度のノーベル賞受賞が決定して以来、同団体のウェブサイト(http://www.draftgore.com/)へのアクセスが劇的に上昇しているという。

 これによると、この4日間で20万人が同ウェブサイトを通じてゴア氏への出馬要請署名を行った。また、ゴア氏のノーベル平和賞受賞が決定した12日のアクセス数はほぼ10万件に達したという。

 ウェブサイトのアクセス調査会社Alexa.comの調べでは、「ドラフト・ゴア」へのアクセスは民主党のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米大統領選候補の公式サイトの倍近いという。

 ゴア氏の大統領選出馬を求める声が急増している現象について、「ドラフト・ゴア」を立ち上げたMonica Friedlander氏は「米国民は、ゴア氏に次期米大統領として米国および国際社会の指導者となりうる偉大性を見いだした」と説明する。

 15日現在、ウェブサイトを通じたゴア氏への出馬要請署名は20万8000件。このほか、4万5000人が署名用紙を提出している。全ての署名はテネシー(Tennessee)州ナッシュビル(Nashville)のゴア氏事務所に送付される。

 地球温暖化問題に対するゴア氏の取り組みを描いたドキュメンタリー映画「不都合な真実(An Inconvenient Truth)」は2006年のアカデミー賞およびエミー賞を受賞している。(c)AFP