【9月30日 AFP】イランのマヌチェフル・モッタキ(Manouchehr Mottaki)外相は29日、同国の核問題に言及し、国際原子力機関(International Atomic Energy AgencyIAEA)との間で合意した行動計画の実施に向けた協力を国際社会に呼びかけた。

 モッタキ外相は国営イラン通信(IRNA)に対して、「行動計画の達成に向けて、あらゆる面においてIAEAとの間の合意への支援が継続されなければならない」と語った。

 この合意はイランの核開発問題における未解明の部分の解消についての行動計画を定めたもの。欧米諸国は依然としてイランが核兵器を開発しているとして疑っている。

 外相の発言に先立ち、国際社会の各国は、3度目となる対イラン制裁決議案の採択を今年11月までは見送る決定を下していた。11月には、IAEAのモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)事務局長と欧州連合(EU)のハビエル・ソラナ(Javier Solana)共通外交・安全保障上級代表が報告書を提出する予定となっている。(c)AFP