【9月14日 AFP】アフリカのマリ共和国で12日、同国政府軍に食料を投下していた米軍機が銃撃を受けた。現地の米外交関係者が13日、伝えた。

 この外交関係者は「銃撃があったが被害はなかった。(銃撃したのは)トゥアレグ人反政府勢力だ」と語った。

 また、当該航空機は、政府軍とトゥアレグ人反政府勢力との戦闘が続くマリ北部を飛行中に銃撃を受けたが、任務を完遂し首都バマコ(Bamako)に無事帰還したという。

 地元のNGO関係者はAFPの電話取材に対し「銃撃は合計2回あったが、米軍機は1回目の銃撃の後、高度を上げていたため無事だった」と語った。銃撃後も、米軍機はマリ北東部キダル(Kidal)近郊で投下任務を行ったという。

 米政府関係者が12日に明らかにしたところによると、米軍機は、前週に終了した軍事演習「Flintlock 2007」に参加後、マリ政府からの支援要請を受け食料投下任務を行っていた。(c)AFP/Serge Daniel