【8月21日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)を率いるイスマイル・ハニヤ(Ismail Haniya)氏は21日、同地区唯一の発電所の運営に介入しないとの声明を発表した。

 ハニヤ氏は声明の中で「(ガザ地区の発電所の)電力料金の一部をハマスが活動資金にしている」との指摘を否定。「市民への電力供給再開を可能にするために、発電所の運営にハマスが介入しないことを明言する」とした。同発電所への燃料供給は、欧州連合(EU)の資金提供により行われているが、ハマスの発電所運営介入を懸念したEUが19日、資金提供の停止を表明したことにより、市内で停電が続いている。

 現時点で、EU側からコメントなどは発表されていない。(c)AFP/Adel Zaanoun