【8月19日 AFP】2001年9月11日の米同時多発テロで崩壊したニューヨーク(New York)の世界貿易センタービルの跡地「グラウンド・ゼロ(Ground Zero)」に隣接する解体作業中のビルで18日、火災が発生し、消防士2人が死亡、少なくとも18人が負傷した。ニューヨーク市消防局(New York Fire DepartmentFDNY)が明らかにした。

 火災が発生したのは、同時多発テロの後、解体が進められている旧ドイツ銀行(Deutsche Bank)ビル。解体のため組まれた足場から出火したものとみられている。

 NYFDの報道官によると、消防士2人の死亡原因は煙を吸ったことによる心停止だという。病院に搬送された18人の消防士の命に別状はないという。

 火災が鎮火したあとも、数時間にわたって煙が発生した。40階の建物の15階部分で最も煙が充満したという。(c)AFP