【8月15日 AFP】タイの警察当局は14日、北部チェンライ(Chiang Rai)県で北朝鮮からの亡命者7人の身柄を拘束した。地元警察当局が発表した。

 拘束されたのは男性1人と、子ども2人を含む女性6人。7人はバスで検問所を通過する際、身分証を提示しなかったため、警察が身柄を拘束した。

 現在、警察が事情聴取しているが、7人は中国とミャンマーを横断し、メコン川をボートで渡ってタイに入国したと話しているという。

 北朝鮮国内では食料、エネルギー不足が長期にわたって続き、脱北者の数が増加している。タイは、最終的に韓国での定住を望む脱北者の経由地となっている。

 タイ政府は脱北者のタイへの入国意欲をそぐため、北朝鮮に送還する方針をとっているが、実際には難民に認定され、韓国への入国を果たす脱北者が多い。(c)AFP