【8月10日 AFP】外務省は10日、麻生太郎(Taro Aso)外相が12日から4日間の日程で中東を歴訪すると発表した。経済開発やパレスチナ自治区での雇用創出を支援し、中東地域の和平プロセスを促進するのが狙い。

 訪問先はイスラエル、ヨルダン、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸(West Bank)。イスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相、ヨルダンのマルーフ・バヒト(Marouf Bakhit)首相、パレスチナ自治区のマフムード・アッバス(Mahmoud Abbas)議長らと個別に会談する。

 また、ヨルダン川西岸のエリコ(Jericho)で日本が推進している農業工業団地開発事業を視察するほか、ヨルダンではパレスチナ難民キャンプも訪れる。

 一方、現在パレスチナ自治区のガザ地区(Gaza Strip)を掌握しているイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の指導者との会談は予定していない。(c)AFP