【7月26日 AFP】発展途上国などへサッカーの向上を推進するためにカンボジアを訪れている元イングランド代表のボビー・チャールトン(Bobby Charlton)氏が、子供たちのためのサッカー教室を行った。

 24日から4日間の予定でカンボジアを訪れているチャールトン氏は、13歳以下の子供たちに対し自身の技術を披露するなどして80分以上にわたり指導を行った。

 チャールトン氏は「君たちのためにしてあげられないこともある。いつくかのことは自分自身で行わなければならない」と子供たちに語り、家でも練習を怠らず、プレーする際には正しい技術を意識するよう勧めた。

 またチャールトン氏は、カンボジアにおいて人々がサッカーをする機会が増え、より多くの人々が関わることになって欲しい意向であることを明かした。

 サッカー教室に参加したHai Vy君は「チャールトンさんのことを知らなかったけれど、すごい技術を見せてくれた。とても参考になった」と語り、チャールトン氏の技術に驚きを隠さなかった。

 カンボジアサッカー協会のレヴィ・ケック(Khek Ravy)会長は「チャールトン氏は、パスやシュートの技術を教えてくれた。それはとても重要なことだ」と語り、カンボジアのコーチはチャールトン氏の指導方法を取り入れるべきだという見解を示した。

 カンボジアは2007年7月18日時点で国際サッカー連盟(FIFA)のランキングで170位につけている。(c)AFP