【7月8日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権2007(The Championships Wimbledon 2007)、男子シングルス準決勝。大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、大会第12シードのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)と対戦。フェデラーはセットカウント3-0(7-5、6-3、6-4)のストレートでガスケを降し、決勝進出を決めた。

 ビョルン・ボルグ(Bjorn Borg、スウェーデン)氏以来となる大会5連覇を目指すフェデラーは、準々決勝で大会第3シードのアンディ・ロディック(Andy Roddick、米国)を降しグランドスラム初の4強入りとなるガスケに対し、6-5で迎えた第12ゲームをブレークして第1ゲームを奪うと、第2セットは開始3ゲームを連取するなど僅か25分でものにし、第3セットでは4-3で迎えた第8ゲームをブレークして最後はライン際にフォアハンドを決めグランドスラム9大会連続決勝進出を決めた。

 試合後フェデラーは、「ガスケはプレッシャーをかけ良いプレーをしていたが、私にはそれに対する準備ができていた。ガスケが第1セットを奪っていたら違った結果になっていたかもしれないが、何はともあれファイナルに進めてハッピーだ」と語った。

 また、準決勝で大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と対戦し、つま先の負傷により途中棄権した大会第4シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)については、「試合前のロッカールームでジョコビッチを見かけたが、彼にとって難しい試合になることは予想できた。そうでなくてもラファ(ラファエル・ナダル)との対戦ではいつも手を焼いているようだからね」とコメントしている。

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