【6月29日 AFP】ロンドン中心部で29日未明、駐車中の車両から「爆発の可能性がある装置」が発見され、警察はただちに現場を封鎖した。

 現場はピカデリーサーカス(Piccadilly Circus)に近いヘイマーケット(Haymarket)。同日午前2時ごろ、不審な車両が駐車しているとの通報を受けた警察が現場に向かったところ、車内から爆発物とみられる装置が見つかったという。

 現在「不審車両」は青いビニールシートで覆われ、私服警官らが検証作業を行っている。

 現場は観光客や観劇客らでにぎわう繁華街で、警察による封鎖で交通渋滞が発生、地下鉄も非常に混雑している。

 事件はゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相の就任からわずか2日後のことだった。また、29日は、2005年7月7日のロンドン同時爆破テロ2周年の1週間前でもある。同テロでは、自爆犯を含む52人が死亡した。

 就任したばかりのジャック・ストロー(Jack Straw)憲法問題相は29日、英国放送協会(BBC)のラジオ放送でブラウン内閣が警察から事態の報告を受けたことを明かした。(c)AFP