【6月28日 AFP】北朝鮮を訪問している国際原子力機関(International Atomic Energy AgengyIAEA)の実務代表団は28日、寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)の核施設を視察するため平壌(Pyongyang)を出発した。国営新華社通信(Xinhua)が伝えた。

 代表団長のオリ・ハイノネン(Olli Heinonen)事務次長は、「施設を見て、より詳細に協議を続ける」と語った。代表団は29日午後に平壌に戻る予定。

 寧辺の核施設については、2月の6か国協議で核放棄に向けた初期段階措置として、施設の稼働停止と封印が合意された。代表団は今回の訪朝で、手順などについて北朝鮮側と詳細な協議を行う。

 代表団が出発する数時間前、米国は北朝鮮が数発のミサイル発射実験を実施したことを確認し、不快感を表明している。(c)AFP