【6月27日 AFPBB News】書籍・文具販売大手の丸善とアマゾン ジャパンは「丸善インターネットショッピング」サイトを共同ブランドで運営する契約を締結した。小城武彦・丸善社長とアマゾン ジャパンのジャスパー・チャン社長が28日、東京・六本木で共同記者会見を行い、明らかにした。

 アマゾン ジャパンが日本の書店と共同ブランドストアを運営するのは初めて。契約によると、アマゾン ジャパンは検索システム、マイページなど、同社が得意とするオンラインショッピング・テクノロジーの提供、物流、決済を受け持ち、丸善は書店員によるおすすめコーナーなどのコンテンツや販売促進を担当、リアル店舗とのブランディングの統一を図ることになっている。

 アマゾンの物流を使うことで減収になるのではないかとの質問に対し、小城社長は「アマゾンと共同運営することで、2~3億円のコスト削減ができる。減収にはなっても増益要因になる」と述べた。

 書籍から始まり、CD、DVD、エレクトロニクス、ベビー&マタニティーと商材を拡大してきたアマゾン・ジャパンは今後もオンラインショッピング・テクノロジーの提供を推進していくという。
http://www.maruzen.jpのアドレスで2007年8月下旬のサービス開始を予定している。(c)AFPBB News