【6月27日 AFP】カンボジア南部カンポット(Kampot)州で消息を絶った小型旅客機について、同州の当局者は27日、残骸を発見したと発表した。乗客乗員22人の生存は絶望的だという。

 同当局者によれば、ヘリによる捜索を行った結果、シアヌークビル(Sihanoukville)の手前50キロのボコール山(Bokor Mountain)の頂上で残骸が発見された。飛行機は悪天候のため山に衝突したと見られる。また、現時点で現場に向かうことは出来ないという。

 乗客16人(韓国人13人、チェコ人3人)と乗員6人(ロシア人1人、カンボジア人5人)を乗せた飛行機は25日、世界遺産のアンコールワット(Angkor Wat)があるシエムレアプ(Siem Reap)から南部の海浜リゾート地シアヌークビルに向かっていた。

 警官や兵士など1000人以上が現場付近の捜索にあたってきたが、雨と霧のため空からの捜索は行えない状況だった。(c)AFP