【6月6日 AFP】全仏オープン・テニス2007(French Open 2007)、男子シングルス準々決勝。大会第6シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、ロシアのイゴール・アンドレエフ(Igor Andreev)と対戦。ジョコビッチはセットカウント3-0(6-3、6-3、6-3)のストレートでアンドレエフを降し、準決勝進出を決めた。

 2時間10分の試合を制し、「本当に、本当によくプレーすることが出来た」と感嘆するように語ったジョコビッチは、「テニスは展開が速いスポーツだから、自分自身のプレースタイルを心掛けたんだ」と冷静に試合を分析した。また大会第3シードのアンディ・ロディック(Andy Roddick、米国)を破って勝ち上がってきた対戦相手のアンドレエフに関して「とても危険な選手だと認識していた」と、強い警戒心があったことも明かした。

 前回大会の全仏オープン・テニス2006(French Open 2006)では背中の痛みのため準々決勝で棄権しており、その借りを返す形となったジョコビッチは、セルビア人初のグランドスラム決勝進出を賭けて、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)vs大会第23シードのカルロス・モヤ(Carlos Moya)の勝者と相まみえる。(c)AFP/DAVE JAMES