【5月24日 AFP】サッカー、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は、7月にマレーシアで行われる予定だった試合を中止した。

 マンチェスター・ユナイテッドのデヴィッド・ギル(David Gill)会長は、試合が第14回アジアカップ(Asian Cup)の開催期間に行われるため解決策を話し合うために23日にクアラルンプールを訪れ、アジア・サッカー連盟(Asian Football Confederation:AFC)のムハメド・ビン・ハマム(Mohammed bin Hammam)会長やプレミアリーグ・チェアマンを務めるデイブ・リチャーズ(Dave Richards)氏と会談を行っていた。

 クラブ側は「この試合はマレーシア独立50周年を祝う大きな意味があり、また多くのマレーシアのファンの前で試合をする素晴らしい機会でもあります。残念ながら我々は、アジアカップを開催するためにマレーシアサッカー協会(Football Association of Malaysia:FAM)とAFCが結んだ協定に関して知ることになりました。つまりAFCの公式な承諾がなくては試合ができないということです」と声明を発表した。

 AFCはAFPに対して公式に「我々の態度は変わりません、つまり7月7日から29日までのアジア・カップ期間中は試合ができないということです」と24日に語った。

 アジア・カップを共催するインドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムの四か国は、AFCと大会期間中は大会以外の試合を開催しないことを誓約した。(c)AFP