【5月24日 AFP】世界保健機関(World Health OrganisationWHO)は23日、ベトナムで発生した高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)のヒトへの感染が疑われている症例について、医療専門家らが現在検査を進めていることを明らかにした。複数の国内飼育場で鳥インフルエンザが猛威を振るう中での検査となった

 今回の検査で鳥インフルエンザウィルスが確認された場合、国内では18か月ぶりのヒトへの感染となる。ベトナムでは2003-05年の間にこのウィルスによって42人が死亡しており、最も被害受けた国の1つとなっている。

 一方、鳥インフルエンザウィルスの被害を最も受けているインドネシアの保健相当局は同日、最近5歳の少女が同ウィルスにより死亡しており、(インドネシアでの)死者の数は77人に上ったと発表。またパキスタンでも飼育されている鳥類の間で流行が再発したと報告された。(c)AFP