【ローマ/イタリア 18日 AFP】ローマを訪問中の国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-Moon)事務総長は18日、長崎市の伊藤一長市長(61)が銃撃され死亡した事件について「衝撃を受けた」と話し、哀悼の意を表明した。

 潘事務総長は記者会見で、2020年までの核兵器廃絶を訴えてきた伊藤市長を「平和の擁護者」とたたえた。

 また、伊藤市長の家族や友人を始め、長崎市民と日本国民に心からの哀悼の意を示している。

 伊藤市長は長崎に原爆が投下された1945年8月9日の翌月生まれ。著名な平和主義者で、再選を目指して長崎市長選挙に無所属で立候補していた。

 写真は同日、ローマでマッシモ・ダレーマ(Massimo D’Alema)イタリア副首相兼外相と共同記者会見する潘事務総長。(c)AFP/TIZIANA FABI