【エルサレム/イスラエル 14日 AFP】エフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相は15日、パレスチナ評議会のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長と会談する予定となっている。オルメルト首相の報道官が14日に伝えた。統治、司法、経済システムでのパレスチナの将来のあり方について議論が交わされる予定。

 報道官は、「境界線やエルサレムの帰属、パレスチナの難民問題などの最終的な解決に関しては触れない」と付言した。

 イスラエルとパレスチナ間の交通や運送を含めた治安や人道的な問題、また、2006年11月の停戦以後も継続しているガザ地区からのロケットの発射についても議論がなされる見込みとなっている。

 この首脳会談は3月のコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官の仲介により開催が取りつけられたもので、2週間ごとの開催が決まっている。

 写真はヨルダン川西岸(West Bank)の都市Qalqiliyaで14日、イスラエル軍によって破壊された家屋のがれきの中から物を運び出す人々。(c)AFP/JAAFAR ASHTIYEH