【エルサレム/イスラエル 13日 AFP】駐イスラエルのローマ法王庁大使Monsignor Antonio Franco氏は12日、エルサレム(Jerusalem)のホロコースト記念館「ヤドバシェム(Yad Vashem)」が故ピウス12世元法王に否定的であることを理由に、同記念館で来週行われる虐殺犠牲者の追悼式典のボイコットを表明した。同記念館は、ピウス12世が人種差別や反ユダヤ主義、ユダヤ人の虐殺などを行ったナチス政権を黙認したという説明を写真とともにを掲示しており、同大使はこの写真が掲示される限り、追悼式典には出席しないとしている。写真は13日、ヤドバシェム記念館に展示されているピウス12世の写真。(c)AFP/GALI TIBBON