【ジャカルタ/インドネシア 1日 AFP】インドネシア保健省は1日、高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)の検査で陽性とされた2人が死亡し、H5N1による国内の犠牲者の数が71人に上ったと発表した。

 同省の鳥インフルエンザ情報センターによると、今回死亡したのは22歳の男性と28歳の女性。2人は1回目のH5N1検査で陽性と診断され、初回検査結果確認のために2回目の検査が行われたが、その結果H5N1により死亡したことが確認された。インドネシアではこれまで91人の感染ケースが確認されており、うち死亡者は71人にのぼっている。

 インドネシア政府は2007年中のH5N1の根絶を目指し、ジャカルタでは一般家庭でのニワトリの飼育を禁止していた。

 写真はジャカルタで1日、オウムと戯れる男性。(c)AFP/AHMAD ZAMRONI