【ニューヨーク/米国 14日 AFP】英スーパーモデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)が、ヨガの練習と怒りに対処するためのカウンセリング「アンガー・マネジメント」が自身の荒い気性を封じるのに役に立っている、とインタビューで語った。

 13日付けの『ニューヨーク・デイリー・ニューズ(New York Daily News)』紙の中でナオミは3カ月間続けているヨガの練習について「回復の一部よ。内面を平和に保つようにしているの」とコメント。

■清掃活動にも意欲的

 ナオミは、ハウスキーパーの女性に携帯電話を投げつけた暴行罪への判決として‘社会奉仕活動’を課され、来週からニューヨークの街の清掃を始める予定だ。それについて、彼女は「雑用への準備は出来ている」と語った。

 「私はカリブ系の家族の出身よ。おばあちゃんが私たち皆を育ててくれたの。学校の後、下着や靴下は自分で洗わなければいけなかった。テーブルを拭いたり、掃除機をかけたりもしなければならなかったわ」

 また、清掃活動の間着用するジーンズとブーツをチャリティのためにオークションへ出品する予定だという。「利益は直接、ネルソン・マンデラ子ども基金(Nelson Mandela Children’s Fund)に行くの」とナオミ。

■自己と向き合うカウンセリング

 この一件で真剣に自己分析をされられたというナオミは「アンガー・マネジメント」は素晴らしい経験になっていると語る。

 「カウンセリングはとても気に入ったわ。先生たちは防止策について話し合ってれたの。たとえば、誰かが私に何かをする、そうしたら私は一度止まって、自らに問わなければならないの。『これは厄介事を起こすだけの価値があるの?』って。そういう状況の時に引き下がることを学んだのよ」

 携帯電話の事件に関して、責めることが出来るのは自分自身のみだと思慮深くナオミは語る。「誰のことも恨んでいないわ。他人の所為にすることはしない。誰かの責任にしてしまうと、自らの内面を見なくなってしまうから」「自分がやってきたことには全て責任を取るようにしてる」とナオミ。

■結婚願望を明かす

 現在は独身の彼女だが、子供を欲しがっているということも明かした。求婚者が金持ちである必要はないとも付け加えた。

 「リッチな男は要らないわ。お金ならあるもの。やりたいことが分かってて、情熱にフォーカスしているような、クリエイティブな男性が好き」とキャンベル。

 写真は2日、ロサンゼルスで開催された第38回NAACP Image Awardsに出席したナオミ・キャンベル。(c)AFP/Getty Images Frazer Harrison