【ワシントンD.C./米国 28日 AFP】トヨタ自動車は27日、南部のミシシッピ(Mississippi)州に同国内8番目となる工場建設計画を発表した。同社自らが13億ドル(約1540億円)を投じるこの工場では、SUV(スポーツ用多目的車)が製造される。

 新工場はTupelo郊外に建設され、同社SUV車ハイランダー(Highlander)を年間15万台生産する能力を持つことになる。生産開始は2010年をめどとしている。同地域で新たに2000人を雇用する予定。

 アナリストの間では、2007年にゼネラル・モーターズ(GM)を抜き、世界一の自動車メーカーになる過程にあるトヨタは、今回の投資で米国との貿易摩擦を緩和させたいとの思いもあるとの見方もある。

 写真は、フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)にあるトヨタのディーラーに展示された、SUV車のRAV4。(2006年8月2日撮影)。(c)AFP/Roberto SCHMIDT