【東京 24日 AFP】サッカー、ゼロックス・スーパーカップ(Xerox Super Cup)、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)vsガンバ大阪(Gamba Osaka)。ガンバのマグノ・アウベス(Magno Alves)はハットトリックを決める活躍で勝利に大きく貢献した。試合は4-0でガンバが快勝し、大会初優勝を飾った。

■レッドダイヤモンズに雪辱を果たしたガンバ

 Jリーグ優勝を懸けたリーグ最終戦と第86回・天皇杯(The 86th Emperor’s Cup)決勝でレッドダイヤモンズの後塵を拝したガンバは、この試合で見事に雪辱を果たした。

 「遂に浦和から勝利を奪うことができて本当に良かった。昨シーズンは勝利できなかったから、今回は試合に向けて入念に準備を整えた。選手たちが期待以上の活躍をしてくれて驚いている.」とガンバの西野朗(Akira Nishino)監督は安堵と共に語った。

 「リーグ戦に向けて良い試合が出来た。できればこの調子でリーグ戦を戦いたい。練習を積んでチームをもっと強くしたい。」とも西野監督は加えた。

■試合を支配したガンバ

 シュート数で22-5とレッドダイヤモンズを圧倒し、試合の主導権を握ったガンバは前半31分、2006年シーズンの得点王マグノ・アウベスがレッドダイヤモンズのGK山岸範宏(Norihiro Yamagishi)の弾いたボールを押し込み先制点を奪う。

 前半42分には二川孝広(Takahiro Futagawa)がエリア外からシュートを決めて2-0とリードを広げると、後半6分にマグノ・アウベスが放ったシュートはポストに嫌われるも、同22分にこの試合自身2点目のゴールを決めてリードを3点と広げる。

 そして後半40分、マグノ・アウベスはダメ押しとなる自身3点目を奪い、大会史上初のハットトリックを達成した。

 「昨年3度負けている浦和に今年初戦で勝利することができて、好スタートを切れた。ハットトリックを決めた史上初の選手として歴史に名を残すことが出来て非常に嬉しい。しかし、これはチーム全員の努力の結果。3月3日のリーグ初戦が楽しみです。」とマグノ・アウベスは喜びを語った。

 写真は、先制点を決めて喜ぶマグノ・アウベス。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA