【ジャカルタ/インドネシア 6日 AFP】インドネシア保健省は6日、首都ジャカルタ(Jakarta)を襲った過去最大といわれる洪水による死者は29人に達し、35万人が避難したと発表した。

 1日から続いた豪雨で河川が増水、堤防が決壊し数千におよぶ家屋が浸水した。被害はジャカルタのみならず、隣接するタングラン(Tangerang)やブカシ(Bekasi)地域にもおよんでいるという。救急、警察、軍などが出動して懸命の救助活動を続けている。

 オーストラリア政府は、赤十字を通してインドネシアに15万豪ドル(約1400万円)と食料、医療品を提供したことを明らかにした。

 写真は水のあふれたジャカルタの街路で5日、避難生活を送る住民。(c)AFP/Nabiha SHAHAB