【ハノイ/ベトナム 31日 AFP】首都ハノイ(Hanoi)市に勤務する全警官に対し節度ある行動を取るようにとの命令が下された。同市のイメージアップを図ることが狙いとされる。

 今後、勤務中の警官は、サングラスの着用や喫煙が許されず、ポケットに手を入れておくことや、くだけた口調で一般市民に話しかけることも禁止されるという。

 ハノイ市には推定2万人の警官いる。今までに、一部警官の非常識な行動に対して、地元紙が何度も批判を繰り返していた。また、市内の飲食店からも非難の声が上がっていた。これを受けて1月下旬、同市のNguyen Duc Nhanh警察署長が、綱紀粛正の命令を下したという。

 ある警官はAFPの取材にに対して、「これで一般市民にとっての警官のイメージが改善されるはずだ」と語っている。

写真はハノイ市内に立つ警官。(2006年11月13日撮影)(c)AFP/HOANG DINH Nam