【ロンドン/英国 30日 AFP】サッカー、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspurs)の元オランダ代表MFエドガー・ダビッツ(Edgar Davids)は、18ヶ月間の契約でオランダ・エールディビジのアヤックス(Ajax)と契約を交わし、約11年ぶりに同クラブへの復帰となった。

■「ダビッツは本物のプロ」

 ダビッツの移籍を受けてトッテナムのマルティン・ヨル(Martin Jol)監督は「ダビッツは本物のプロで、昨シーズンは不慣れなポジションでも期待に応えてくれたが、ベンチを暖める機会が多くなった今シーズンは何度も口論となった。オランダでは既にレジェンドの一人としてみなされている彼にとっては難しいシーズンだったのかもしれない。(33歳という)年齢を考えると常時出場できるクラブに移籍したのは賢明な判断だっただろう。」と語っている。

■経歴

 アヤックスの下部組織出身のダビッツは、1991年にトップチームに昇格。在籍した5シーズンで3度のリーグ優勝に加え、91-92シーズンにはUEFA杯(UEFA Cup)、94-95シーズンには欧州チャンピオンズリーグ(Champions league)のタイトルを獲得。その後ACミラン(AC Milan)、ユベントス(Juventus)、バルセロナ(Barcelona)、インテル(Inter Milan)などの強豪クラブを渡り歩き、2005年に同じオランダ出身のヨル監督の誘いを受けトッテナムに移籍。1年目はレギュラーとして活躍したが、2年目の今シーズンはヨル監督と対立して出場機会が限られ不本意なシーズンを送っていた。

 写真は、アヤックスの練習場に姿を現すダビッツ。(c)AFP/MARCEL ANTONISSE