【エルサレム/イスラエル 17日 AFP】イスラエル軍のダン・ハルツ(Dan Halutz)参謀総長が17日、レバノン進攻失敗の責任を取る形で引責辞任した。

 ハルツ参謀総長の辞任は、財務相在任中の職権乱用疑惑に対する捜査が開始されたエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相と、支持率低下に直面している同内閣にとって打撃となる。

 オルメルト首相は、財務相を務めていた2005年に国内第2位のレウミ銀行が民営化された際、同行の株式取得を模索していた実業家フランク・ローウィー(Frank Lowy)氏に対し、友人として便宜を図ったとの疑惑が持たれているが、首相自身は事実関係を否定している。

 写真は同日、エルサレム(Jerusalem)の国会「クネセト(Knesset)」に出席したオルメルト首相。(c)AFP/YOAV LEMMER