【マドリード/スペイン 13日 AFP】サッカー、イタリア・セリエBのユベントス(Juventus)が、スペイン・リーガエスパニョーラ1部のレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するロナウド(Ronaldo)へ獲得のオファーを出したとスペインのラジオ局カデナ・セール(Cadena Ser)がウェブ上で報じた。

■セリエA復帰を睨んで大型補強したいユベントス
 
 不正スキャンダルにより2006-07シーズンからセリエBでの戦いを余儀なくされているユベントスは、来季からセリエAに復帰できた際にお互いのスポンサーが移籍金の一部を肩代わりするという条件でロナウドの獲得を望んでいるとカデナ・セールは報じている。

 1997年から2002年までインテル(Inter Milan)に所属し、既にセリエAの舞台を経験しているロナウドは、現在チームを指揮するファビオ・カペッロ監督(Fabio Capello)の構想から外れており、チームを退団する事が予想されている。

■ロナウドのレアル・マドリード退団は間近か?

 最近では、インテルから元ポルトガル代表のルイス・フィーゴ(Luis Figo)を獲得したサウジアラビア・リーグのアル・イティハド(Al-Ittihad)が、レアル・マドリードへ2000万ユーロ(約30億円)のオファーを出したと報じられた。

 ロナウドの移籍に関してレアル・マドリードのラモン・カルデロン(Ramon Calderon)会長は、「ロナウドの移籍に関して話はあるが具体的な物は何もない。しかし、移籍市場が閉ざされる1月31日まで時間はまだまだある。」と語った。

 写真は、チーム練習に臨むロナウド(2007年1月8日撮影)。(c)AFP/PHILIPPE DESMAZES