【7月22日 AFP】政府軍と反体制派との戦闘や暴力行為などが相次いで発生したシリアでは21日、82人が死亡した。シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)が発表した。

 シリア人権監視団の発表によると、首都ダマスカス(Damascus)では反体制派の28人が死亡したほか、同国北西部では政府軍の発砲により少なくとも民間人18人が死亡したという。同団体は国内の活動家や医療関係者からの情報を基に死傷者の数を集計しており、この2年4か月に及ぶ内戦で10万人以上が死亡したとみている。

 露モスクワ(Moscow)では22日、カドリ・ジャミル(Qadri Jamil)副首相とロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相が内戦終結に向けた協議を行う予定となっている。(c)AFP