【12月15日 AFP】エジプトで新憲法の是非を問う国民投票を翌日に控えた14日、国内各地で新憲法の反対派と支持派がデモを行い、一部衝突に発展する騒ぎもあった。

 エジプト第2の都市アレクサンドリア(Alexandria)では、あるイスラム法学者が新憲法支持を呼びかけたことをきっかけに、イスラム勢力と新憲法反対派が衝突。救急隊によると少なくとも15人が負傷したほか、自動車数台に火が付けられた。目撃者の話によると、エジプト警察はデモ隊を解散させるため催涙ガスを使用したという。

 15日と22日に行われる国民投票をめぐる緊張は高まっている。カイロ(Cairo)では両勢力の抗議活動や衝突がここ数週間にわたり繰り返されており、先週だけで8人が死亡、数百人が負傷した。(c)AFP/Samer Al-Atrush