【12月14日 AFP】アフガニスタン南部のカンダハル(Kandahar)にある国際治安支援部隊(ISAF)の空軍基地で13日、レオン・パネッタ(Leon Panetta)米国防長官が訪問した数時間後に爆発物を積んだ自動車を使った自爆攻撃があり、米兵1人と民間人2人の計3人が死亡し、ISAFの兵士3人が負傷した。

 警察によるとこの他にアフガニスタンの民間人17人とアフガニスタン軍の兵士1人も負傷した。カンダハル州の警察トップは、ISAFの車列が基地に入ろうとしていたときに自爆犯が車を爆発させたと述べた。米当局者は、自爆犯の車は厳重な装甲を施した米国の車両にぶつかったが、この攻撃がパネッタ長官の訪問と関連があったことを示す証拠はないと強調した。

 アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban )はAFPに送ったテキストメッセージで犯行を認めた。1本目のメッセージではパネッタ長官の訪問に言及していなかったが、2本目のテキストメッセージでパネッタ長官の訪問に合わせた犯行だったことを明らかにした。

 パネッタ長官は、今回の攻撃はアフガニスタン国軍の増強に焦ったタリバンが起こしたもので、アフガニスタン国軍は近いうちに全土の治安維持を引き受けられるようになると述べた。(c)AFP/Mamoon Durrani