【9月16日 AFP】イスラム教を冒とくしたとされる映画をめぐる暴動が相次いでいることを受け、米政府は15日までに、スーダンとチュニジア駐在の大使館職員のうち、主要職員を除くスタッフを出国させると発表した。

 米民間情報機関SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)によると、国際テロ組織アルカイダ系武装組織「アラビア半島のアルカイダ(Al-Qaeda in the Arabian PeninsulaAQAP)」は15日、中東・アフリカにある米国の在外公館に対するさらなる暴力を呼びかけており、また西側諸国に住むイスラム教徒に米国関連施設を攻撃するよう促したという。

 米政府は、スーダンとチュニジアへ旅行する米国市民にも注意喚起を促している。(c)AFP/Mohamed Hasni