【8月22日 AFP】リビアの反体制派勢力は21日、最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の次男セイフイスラム(Seif al-Islam)氏の身柄を拘束したと発表した。

 反体制派の国民評議会(Transitional National CouncilTNC)のムスタファ・アブドルジャリル(Mustafa Abdel Jalil)議長は東部ベンガジ(Benghazi)で、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)に対し、セイフイスラム氏を拘束したとの情報を得ていると語った。セイフイスラム氏は現在、厳重な警戒のもと、反体制派の管理下に置かれており、同氏の身柄は司法当局に引き渡すという。

 一方、アブドルジャリル議長は、セイフイスラム氏が拘束された日にちや場所については、明らかにしなかった。

 セイフイスラム氏は、本人は否定していながらも、カダフィ氏の後継者と目されていた人物で、英語に堪能なためカダフィ政権では欧米向けの報道官的な役割を担っていた。(c)AFP

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