【6月25日 AFP】シリア各地で24日、大規模な反体制デモがあり、治安部隊の発砲で15人が死亡、数十人が負傷した。

 24日のデモは、米SNSフェイスブック(Facebook)のグループ「シリア革命2011(Syrian Revolution 2011)」の呼びかけに応じてシリア各地で行われ、数万人規模の人々が参加した。同グループは、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の退陣を求める3か月に及ぶ抗議デモを推進してきたグループだ。

 活動家らによると、首都ダマスカス(Damascus)では5人が死亡した。また、ダマスカス南部のキスワ(Kiswah)で5人が死亡、ホムス(Homs)で3人が死亡し、その他都市でも2人が死亡した。

 ダマスカス近郊Barzehの活動家たちによると、ここでは治安部隊がデモ隊に催涙弾を発砲した後、さらに実弾を発砲。5人が死亡し、25人が負傷した。Barzehでは一軒一軒しらみつぶしの捜索が行われて数十人が拘束されたという。また、外出禁止令が出されたが、解除される日時はわかっていない。(c)AFP

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