【3月5日 AFP】最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐への反乱が続くリビアで4日夜、反体制派が掌握する主要都市ベンガジ(Benghazi)の郊外で、武器庫が連続して爆発し、19人が死亡、数十人が負傷した。医療関係者が語った。

 爆発があったのはベンガジ南東部のAl-Rajma基地にある大規模な武器庫。武器庫から10キロ離れた住民も、爆発で夜空が明るくなり、窓が揺れたと語った。

 爆発の原因はまだわかっていないが、周辺住民の多くはカダフィ大佐側の部隊による空爆ではないとしている。

 付近に暮らすAbdallah Bubakrさんによると、反体制派が軍基地に現れ、ベンガジ西部のラスラヌフ(Raslanuf)に運ぶ武器を要求したという。反体制派はその後、カダフィ軍からラスラヌフを奪還したと表明している。

 Bubakrさんは、AFPの取材に「2台の車に乗って現れた人びとは、ラスラヌフへ持っていく武器が欲しいと語った。彼らが基地を離れた直後に1度目の爆発があり、5分後に2度目の爆発があった。2度目の爆発が大きかった」と語った。(c)AFP/Selim Saheb Ettaba

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