【10月13日 AFP】(写真追加)中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)ウルムチ(Urumqi)市の裁判所は12日、同市で7月に起きた大規模な暴動で殺人などの罪に問われた被告6人に対し、死刑を言い渡した。国営メディアが報じた。約200人が死亡し、民族間の緊張が高まることとなった7月の暴動をめぐる裁判は今回が初めてとなるが、裁判所は厳罰をもって対処する姿勢を示した形となった。

 中国中央テレビ(China Central TelevisionCCTV)によると、別の1被告が無期懲役を言い渡されたという。また、新華社(Xinhua)通信は、これら7人の被告は全員男性で、氏名からウイグル人とみられると報じている。

 当局の発表で死者197人、負傷者1600人以上を出した7月の暴動は、中国におけるこの数十年で最悪の民族暴動となった。この暴動の発端となったとされる広東(Guangdong)省での乱闘事件では、10日に漢人の被告1人に死刑、1人に無期懲役が言い渡されている。(c)AFP/Robert Saiget