【9月8日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)で8日、軍用空港のゲートに車両が突っ込む自爆攻撃があり、民間人2人が死亡、6人が負傷したほか、国際治安支援部隊(International Security Assistance ForceISAF)の兵士4人が負傷した。内務相のゼメリ・バシャリ(Zemarai Bashary)報道官が、AFP記者に語った。

 自爆攻撃があったのは、カブール東部にある軍用空港。目撃者情報によると、現地時間の午前8時半ごろ、3台の車両が空港内にあるISAF基地の正面ゲートに突っ込み、3台目の車両が爆発した。

 事件後、現場は即時に封鎖され、業務も停止されたが、1時間後に空港は再開した。

 カブールでは、大統領選を5日後に控えた前月15日にも、ISAF本部前で、旧支配勢力のイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)による大規模な自爆攻撃があり、一般市民7人が死亡している。

 欧米の支援を受けた政府やアフガニスタンにおける外国軍部隊の存在を批判するタリバンは、政府軍やISAFに対する攻撃を続け、アフガニスタンの治安を脅かしている。(c)AFP