【7月9日 AFP】(写真追加)大統領選後の混乱が続くイランの首都テヘラン(Tehran)で9日、政府の警告を無視し、1999年の反政府デモを追悼するデモに数千人が参加し、機動隊と衝突、機動隊はデモの参加者に向けて催涙弾を発砲した。

 デモの参加者らは「独裁者に死を」などと唱えながら、99年の騒乱の震源地となったテヘラン大学へ向かっていた。

 イラン当局は前月の大統領選挙をめぐる抗議活動が続くなか、警戒を続けており、
すべての集会を阻止するために機動隊を配備していた。イラン当局は99年のデモに関する追悼行為にはすべて厳しく対処すると警告していた。

 99年の反政府デモの際には、イスラム強硬派のグループが学生寮に突入し、当局の発表では学生1人が死亡、数十人が負傷したとされる。(c)AFP/Jay Deshmukh