【2月25日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)にある国境警備隊の本部施設内で25日、兵士らが反乱を起こし、激しい銃撃戦の末、人質をとってたてこもっている。病院関係者によると、現場に居合わせた少なくとも1人が死亡、8人が負傷した。

 反乱グループのメンバーは、バングラデシュのテレビ局「ATN Bangla」に対し、「上官全員を人質にとった」と語り、「政府がわれわれ全員の大赦を宣言し、要求を受け入れ、施設の外にいる軍部隊を撤退させない限り、人質を解放しない」と述べた。

 また、同メンバーは「もし軍が攻撃を行えば周囲のすべてを破壊する」と語った。人質の数は明らかになっていない。

 地元警察によると同日朝、バングラデシュのBDR(Bangladesh Rifles)本部施設内で、大規模な銃撃戦があったという。

 本部施設からは煙が上がっており、警官や軍部隊が施設を包囲し、一帯を封鎖している。(c)AFP